【デンマーク】 コインと同性愛者のハート
2007年08月12日
えー。どうしたんでしょうか。
そして誰もいなくなった。by アガサ・クリスティ…状態。
デンマークの首都コペンハーゲン、午前10時。
街はがらっがら。通りはおろか広場にさえひと気なし。
たまーにいる人は地図を持っているかデジカメを持っているかスーツケースを持っているか…つまり観光客。
そう。今日は日曜。
デンマーク人は完全オフです。
店もほぼ全て閉店。
大通りの店の看板を見ても、
月~木曜、
金曜、
土曜はちょっと(いやかなり)早めに閉めて、
日曜…はナシ。
スーパーはおろかデパートですら休み。
かろうじて開いていたツーリストインフォメーションで確認しても、
「当たり前よ。今日は日曜じゃない」
と不思議そうな返事。
首都なのに、まるでゴーストタウン。
あちゃあ。来る日間違えたかいな。
昼過ぎ、川辺をぶらぶら散歩。
街の人らしき人がジョギングや日向ぼっこに外に出始めたのを見て、ちょっと安心。
休みでも人が多そうなところ…と考えて、ティボリ遊園地へと行く。
童話作家アンデルセンを生んだこの街のメルヘンワールドがここにある。中央駅の横が遊園地なんて驚き。
まぁまぁの混みっぷり。
古くて多少流行遅れの感はある遊園地だけど、何気ないところがメルヘンちっくでかわゆい。大人も楽しめるようにオーケストラの演奏があったりオープンテラスのバーがあったり。
さーて。何に乗るかな。
やっぱ一番怖そうなやつでしょ!あれに決めた!
コペンハーゲンの街の様子をご覧アレ。
さて、やっと街の人々の姿を確認し、メルヘン度もチェックしたところで。
デンマークもう一つの目玉も確認に行くわ。
デンマークは同性愛者の楽園としても知られている。同性同士の結婚も認められていたハズ。同性の二人連れがいると、「友達かなぁ。恋人かなぁ。」と思って見ていたのよ。
コペンハーゲン市が発行している市内案内にも「ゲイ&レズビアンスポット」が載っていて、その中にある“Masken”というカフェバーがどうやら日曜も営業しているらしいので、ちょっくら突撃。
あそこやな!
さて。
覗いた結果。
おじさんたちが楽しそうに飲んでいた。
たばこをかっこ良く吸うお姉さんもいた。
地下にあるクラブは営業前で、マッチョなお兄さんのポスターが貼ってあった。
特に何ということはない。普通の人たちだ。
でも、「普通」と感じるほど同性愛者の市民権がごくごく当たり前に認められているってことかいな。特別視している私の方が変なんじゃない?
デンマークの国民幸福度は全世界で1位という調査結果があるという話を聞いたことがある。
その理由がわかった気がする。
まず、休みは休み。日曜は街が閑散とするほど完全オフだ。
そしてアンデルセンやティボリに見られるように、メルヘンのお国柄を自覚している。ハートが描かれた遊び心満点の2ダニッシュクローナ(≒40円)コインを見てもわかる。
そして、同性愛者などの市民権も尊重する。全ての市民のハートを重要視。
この国からは競争力といった言葉はあまり感じられない。
国全体で休みをしっかり取る。メルヘンの心を忘れない。少数派の市民権も尊重する。
徹底的な内面重視だ。
これらが国民幸福度の高さの秘密、、、、かもなぁ。
<今日のグルメ>
デンマークの童話作家アンデルセンの名作・リトルマーメイド。日本にも同名のパン屋チェーンがあるように、デンマークは菓子パンの国である。
日曜でも開いているパン屋はわずかだがあり、そこで買ったのはこんなかわいいパン。中には1個のりんごを5等分したものがまるごと入っている。ね、箱も洒落ていると思わない?
これまたなんとか開いているレストランを探してブランチ。「スーパーブランチ」というメニューをオーダー。レタスの上にハム、チーズなどと共にいろんな種類の果物やくるみが並べられていて、見るだけで楽しい。



