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【中国(チベット)】 Shen(神)の棲む地

2007年07月11日 00:13

早朝、チベットにしては珍しく雨。
そのうち太陽が顔を出し、雨に洗われた光景に息を呑む。


信じられる? 

空が手の届きそうなくらい近い。

目の高さと同じところに雲がある。


ここはShen(神)の棲む地。

CIMG0450.JPG

初日はチベット仏教の神秘の湖・納木錯(ナムツォ)へ。
中国人のおじちゃんおばちゃんたちと17人、ツアーバスに揺られて片道4時間の道を行く。

CIMG0509.JPG標高4718m。

そんな高地で、山あいに瑠璃色の原料を溶かし込んだような不思議な光景が見えてくる。
近くまで来ると透明度が高い。ライトブルーの空の色を写しとっている。









まるで山上の海。
CIMG0472.JPG


CIMG0485.JPG飾り付けられたヤク(牛の一種)が水面に映える。
















CIMG0514.JPG赤・黄・青のタルチェ(祈祷旗)が青空に映える。
















神が天地創造をした根源的な意味が全身で感じ取れるような気がする。
ここに3ヶ月くらいいたら、完全にピュアな人間に浄化されるだろう。


帰り道。余韻に浸りつつも、ツアーバスの多さと完璧に舗装された道路が気になる。
路上にいくつもある通関で止まる度に、バスの入り口まで来て物乞いをするあどけないチベットの子どもたちの姿が気になる。


CIMG0526.JPG中国最大の地熱発電所がある羊八井(ヤンバーチン)に寄る。標高4300m。
ここの水も明るい水色をしている。
滞在時間たったの5分でバスは出発。










CIMG0530.JPGラサ近くまで戻ってきて、茶館へ。
ツアーってこんなサービスついてるんだ~と感動して美味しく頂く。
が、しかし。
最後にしっかり販売説明。
なんだ売りつけるための試飲だったのか~と思っていたら。
ええ~!おばちゃんたち買っちゃうのー!?
あの程度の説明で?
しかも600元≒9000円お買い上げって!


続いて行ったのも土産物屋。これだから団体ツアーって…。
こんな時間あったら羊八井もっと見れたでしょ。金儲け主義やなぁ。




CIMG0539.JPGでも土産物屋で面白いものを発見。これは前に盟友ジョッキーが見せてくれたインドのエロ宗教とちゃいまっか…!?
地理的に中国の中央より断然インド・デリーに近いチベット。チベット仏教の起源はインドかね。世界史で習った吐蕃国ソンツェン・ガンポを思い出す。






すっかり仲良くなったツアーのおじちゃんおばちゃんたちは、茶館でも茶人の説明を私に説明してくれる、中国語が通じないので漢字で筆談しようとしてくれる、トイレに誘ってくれる、写真を撮ってくれる、連絡先を勝手に教えてくれる。
中国人は一度気に入るとぐっと相手に興味が湧くようだ。

CIMG0544.JPG10人で参加していた一族には子どもも3人含まれていて(もちろんそれぞれ一人っ子)、彼女たちは親と違って英語ぺらぺら。

ナムツォでは高山病で死んでいた(※高山病は歳が若いほど、新陳代謝がいいほど罹りやすい。徐々に身体を慣れさせる必要があるため、若いうちや小さいお子さん連れはチベットには飛行機でなく鉄道で向かうことをオススメする)が、
今ではすっかり元気で、いろいろ話しかけてくる。

「“かわいい”って日本語知ってるよ!」

「中国で犬夜叉ってアニメが流行ってるの。日本語でなんて言うの?」

「わたしハリー・ポッター大好き。中国では口合利波多って書くんだよ。日本のハリー・ポッターのファンサイト見たことある? 7冊目のタイトルはこの前発表されたんだよ! 日本は映画版の公開が早くて羨ましいな。わたしもう待ちきれないから、ヨーロッパまで観に行こうかと思ってるの。ヨーロッパは何度も行ったことがあるよ」

ツアーに参加してる家族はみな超裕福。

楽しい。
しかし、何かが引っ掛かる。


CIMG0543.JPG<今日のグルメ>
ツアーの遅い昼食は団体様御用達の観光客向けレストランだった。
夕食はラサのレストラン。中国来て初の回る丸テーブルやー!!
大人数でわいわい食べるのはいいね。

始めにお茶で湯のみとお茶碗とお皿をざっと洗う。それからめいめい自分に取り分ける。
おかず10品。
とりにくいものは、お皿の上にお皿を重ねて何とか並べていく。

野菜が豊富で、青菜だけで炒めてあったり、肉と炒めてあったり、唐辛子と炒めて味を変えたり。肉だけという皿はない。ただどれも油分多め。トマトときゅうりのスープが珍しい。
密かに伊東四郎と名付けたおじちゃんがばんばん私にビールを注いでくるので、ばんばん飲む。
美味しいのは最後のヌードル。薄味で、歯ごたえのいい丸麺がお腹に優しい。

ただ、びっくりしたのは中国人のいい歳したおじちゃんおばちゃんが、平気で骨やら嫌いなものやらをテーブルの上にぽいぽい吐き出すことだ。スープ用の“おたま”も、ごはんやら豆やら油炒めを取るのに併用されて味付けの差がわかりにくくなってくる。
食べ終わった後は、ものすごく喰い散らかしたような有様。

CIMG0531.JPG今日はもうひとつ。
チベットの観光客向け茶館兼売りつけ屋より。
こんな感じでお姉さんが説明しながらお茶を入れて回る。

①酉禾 油 茶(シュウヨウチャ)
チベットで最も有名。白濁していて、味も見た目もミルクティー。


②班禅貢餅茶(パンチャンクンピンチャ)
安眠効果があるらしい。ほうじ茶によく似ている。

③西蔵虫草茶(西蔵=チベット。シーツァンチョンチョウチャ)
高級。安眠の効用が10個くらいあった。葉は丸めて粉粒状にしてあり、においがきつくて蚊取り線香みたい。ドクダミ茶をあっさりさせたようなさらっとした薬味がする。

CIMG0532.JPG
お茶菓子。どれも身体に良さそう。
赤:ぶどうのような果肉を干したもの。甘くておいしい。
茶(銀色の紙に包まれている):固めたきなこのようなもの。
黒:見た目は黒みつの羊羹。味はハッカで甘くない。不思議。
クッキー:見た目ゴマのような柔らかい実入り。

プロフィール

徳田和嘉子

  • 徳田和嘉子
  • 1983年生まれ。東大法学部卒。
  • 来年春から社会人。その前に夢だった世界一周へ。
  • 「東大生が教える!超暗記術」著者。
  • 尊敬:緒方貞子さん。
  • 趣味:バスケットボール、ベリーダンス、サーフィン、バイク。

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