【ノルウェー】 ムンクと叫ぶ
2007年08月11日 04:58
ここが学校を改造した青少年自然の家的ユースホステルだとしたら…
ほーらやっぱりあった!体育館!!
一昨日ユーロバスケ観てからボールに触りたくて仕方なかったのよ。
無心にシューティング。
気分爽快。いい汗かいて、宿をチェックアウト。
外は雨。
ムンク美術館に行くことにする。
超有名な『叫び』を初め、オスロ市が全面的に援助して膨大なムンクの作品を所蔵している。
見るうちに、ムンク的な人生観に浸る。
人間の快楽も喜びも弾けたように描く一方で、誰もが逃れられない嫉妬心や孤独感、何より死を突き詰めて突き詰めて描いているような印象を受ける。
緑と赤を好んで使ったこともわかる。
高校のとき衝撃を受けた『思春期』がなかったのが残念。
1番いいなと思ったのはこの『マドンナ』。
顔の表情といい、赤の使い方といい、ムンクの目を通じた愛と歓びはこうなるんだ。
でもそれだけでなく、多少『叫び』に通じる絶望の表現が頬のラインや周囲のオーラに見られて、一筋縄じゃいかない感がある。
それにしても、ムンクは非常に恵まれた画家だ。
絵を順番に見ていくと精神に異常をきたした時期や左手の指をなくした事故があったこともわかるが、世間では彼が絵を発表する度に旋風が巻き起こり、それを確かな手応えとしながら奨学金やパトロンに助けられて絵画制作に挑んでいる。それが縁で同時代のゴーギャンやピカソといった超有名画家たちと交流もしている。
この美術館にしても、遺言通りの望んだ場所・望んだ形での展示らしい。
面白いのは、第二次世界大戦時にドイツに支配されていたノルウェーは、戦後ムンクの絵を諸外国に貸し出すことで和解の道を開いていったということ。真に優れた芸術が持つ力。
ムンクワールドにだいぶ感化されて、オスロ大学の講堂(ムンクが寄贈した大作を保存)に行くが、土曜であいにく閉校。あ。叫びの顔を真似して写真撮ろうと思ってたの忘れてた。
そろそろ時間だったので、昨日ユーロパス割引で予約しておいたフェリーに向かう。
いやー。今やフェリーにも映画館やプールやネットカフェがついている時代なのね。ビックリ。
デッキからフィヨルドを臨む。明朝コペンハーゲン到着予定。
<今日のグルメ>
ムンク美術館にあるカフェのチョコレートケーキ。
近くに座っていた人のカプチーノも叫びの顔をイメージしたものだったので、頼んで一緒に撮らせてもらった。



