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【イギリス】 スコットランド巨大学園祭

2007年08月19日 19:30

ハリーポッターの世界へようこそ。
キングス・クロス駅で“9と3/4番線”をしっかりチェック。
その後スコットランド方面行きの電車に乗り込む。


目的地はエジンバラ。目的は阿部田裕子、通称・阿βに会いに行くこと。高校時代からクラスもバスケ部も3年間一緒、二人して浪人して大学も一緒という大親友は、9月からエジンバラ大学の大学院に留学することが決まり、今月はサマースクールに通っている。


5時間半の列車は、最初バックパッカーでヨーク出身の女の子と隣の席になって話が弾む。
エミリーは夏季休暇を利用して2ヶ月間のアフリカ旅行を終え、ちょうど家に帰るところ。いい色に焼けている。たくさんのアフリカアドバイスをもらう。
スコットランドにある日本でいう自治大のような大学で機械工学の勉強をしていて、卒業後は英軍の整備士として働くという。

スコットランドとイングランドの違いは何?と聞いたら、
「イングランドの人が憧れる田舎暮らしがスコットランドにはある。人々も素朴で優しいし、食事も美味しい。私の実家は農家で、日曜の楽しみは母がヨークシャー・プディングを作ってくれることよ。」
ヨーク駅にて家族総出で出迎えられ、幸せそうな顔をしているエミリーを見て家族のあったかさを思う。


その1時間半後、エジンバラ駅到着。
実は、「UK入りしたらメールしてね!」と連絡がきたまま、メールをしても阿βから返信が来ていない。エジンバラのネットカフェで再度確認するも返信なし。
まぁ何とかなるっしょ~。もうここまで来ちゃったし。阿βの放置プレイには慣れてるし。今までこういうことがあっても何とかなってきたので、軽い気持ちでそう考えた。後から考えるとこれがまずかった…。


今、エジンバラはフェスティバル真っ最中。この有名なイベントは、最も人気が高いミリタリー・タトゥーというエジンバラ城で行われる行進式のほか、それぞれ劇・映画・コメディ・オペラ・ミュージカル・書物などをテーマにした祭りが3週間に渡って一斉に同時開催され、街中のあらゆるところが大勢の人で賑わう。学生のアマチュアから本物のプロまで幅も様々。
びっくりしたのは1日ごとにその日用のパンフレットが配布されていて、その日開催されるイベントの名前と場所が5分刻みでびっしりと書かれている。ページ数約30ページ!

世界中から集まった人で埋め尽くされたHigh Streetの人混みで私のテンションも最高潮。
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大道芸人があちこちで芸を披露し、様々な衣装を着た俳優たちが客の呼び込みに必死になる。
見上げるほどの一輪車に乗った人、テニスラケットと便座を身体に通す芸をしている人、二人連なってラクダの衣装を着ている人。強面のスキンヘッドのおじさんがスコットランド伝統のスカートを履いて風船を売っているかと思えば、道路に寝そべって血を流して死んだ振りをしている美女の周りに「ドラキュラ」と書かれた劇のビラが並ぶ。

この雰囲気はさながら学園祭。これは巨大学園祭!


楽しみながらもネットカフェで逐一返信チェック。返信なし。
こうなったら現場急行や。エジンバラ大学へと向かう。大学で学生寮の場所聞いて尋ねていけばいいやろ~。
が、しかし。今日は日曜のため大学オフィスはクローズ…。学生を捕まえて聞いてみるも、学生寮は学内外にいくつもあって、どこの寮か判断するのは難しいと言う。
しまった…。

とりあえず、万一のときのために宿を取ろう。
が、甘かった。
どこも満室。フェスティバルの時期に宿を取るには相当前から予約しないといけないらしい。
250のベッド数があるバックパッカー宿でも満室と聞いてがっくり。


陽が落ちてきた。やばいすでに吐く息が白い。
今年日本は猛暑らしいけど、ヨーロッパは冷夏。しかもスコットランドはさらに北部。
今日はロンTにパーカー、その上からトレーナー。さっき土産物屋でマフラー買っておいてよかった~とスコットランドチェックを首に巻く。

とりあえず夕食を食べ、夜11時の閉店までネットカフェで返信を待つ。その後はお祭り騒ぎのエジンバラ大学へと向かう。
ま、大学の駒場祭と同じと思えばいいじゃない。
あれは秋でもっと寒いし、それでも朝までみんな外にいるし。
どうやらエジンバラ大学も午前3時まで催しをやっているようで、笑い声が聞こえるコントの舞台に行って最後まで観る。

さーてとうとう終了。
どうしようかな。
駅に戻って寝ても、あの駅じゃ寒過ぎるよな。
パブも朝までやっているわけじゃなさそうだったし、マクドナルドも24時間営業じゃなかった。
そこでそのまま校舎内をうろうろしていたら、ペンキ缶が置かれた1畳半ほどの倉庫を見つける。
なんと鍵が壊れてる。

不幸中の幸い。ここならそこまで寒くない。
するっと入り込む。ドアを閉めたら中は真っ暗。デジカメでフラッシュを焚いたら、天井近くに電気操作盤みたいなのが見えた。ジーッという音はこれか。
手探りでペンキ缶を隅に寄せ、なんとか寝床を確保する。
うーんホコリっぽい。あ。確か北京でもらった高性能マスクがかばんの中に…あった!
お。これで眠れるやん。

一体阿βどこにいるのかな。
会いたいよ阿β。


<今日のグルメ>
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今日は日曜日。どこのパブの店先にも、メニューに「Special Sunday Meal」が並ぶ。エミリーのヨークシャー・プディングの話を思い出してオーダー。
ビーフににんじん、ブロッコリーなどの茹で野菜とポテトフライがついてグレービーソースがかかっていて、味わい深い。日曜はスコットランドの家庭の味をシェフがつくる、というお決まりらしい。一緒にスコッチウイスキーを飲むと身体が温まる。

プロフィール

徳田和嘉子

  • 徳田和嘉子
  • 1983年生まれ。東大法学部卒。
  • 来年春から社会人。その前に夢だった世界一周へ。
  • 「東大生が教える!超暗記術」著者。
  • 尊敬:緒方貞子さん。
  • 趣味:バスケットボール、ベリーダンス、サーフィン、バイク。

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