【ラトヴィア】 ジャパンはチョーイケてる!
2007年08月05日
早朝乗り込んだ長距離バスがラトヴィアの首都Rigaリガに着く。速攻インフォメーションで安宿を探してチェックイン、荷物を解いて最寄り駅に向かい、電車に乗り込む。ここまでわずか1時間。
海があたしを呼んでいる!!
向かったのは電車で30分のMajoriのビーチ。
車内のラトヴィア人はみな親切で、私がビーチに向かってるとわかるや否や、あとどれくらいで着くかなどを通じない言葉とジェスチャーでにこにこしながら教えてくれる。
駅のホームで話し掛けてきた二人のイギリス人ボーイズと仲良くなり、街の中心を歩きながら一緒にビーチに向かう。
二人はネパールで出会った旅仲間らしい。向かって左がフレッド。保険会社勤務、多分20代後半、スコットランド出身。日本のテレビゲームとアニメが大好きでめちゃめちゃ詳しい。
「スーファミもロクヨンもよく知ってる。PSPもDSもWiiも今世界中が持ってるし、『BLEACH』(My弟②が大好きなマンガ)はみんな読んでるよ」
マンガはどこに行ってもBLEACHが一番人気だ。フィンランドで会ったチャオさんに至っては、いつもインターネットで読んでいる中国語版ブリーチのページすら見せてくれたっけ。
ダンは大学で数学と哲学のダブル専攻をした後、ケンブリッジ大学で経済学修士号を取得して働き始めた24歳。学部時代の選択が日本語だったらしく、片言だが日本語を話せるのでときどき会話に日本語が入る。9月からは上智大学の国際関係学部に留学予定。
今は英国銀行(日本でいう日本銀行)勤務だと言うので、ポンドに固執してユーロを導入しないのはなぜ?と投げてみたら、
「ポンドはまだまだ強い。維持しているのはアメリカへの対抗カードだよ。」
おうおう。ここらへんのパワーバランスは私もうちょい知る必要がありまんな。
「日本は結構アメリカの言いなりだよね。」「どうして靖国であれだけ対応が後手後手なの?」
おっ。反撃キターーーー!!!!日本への関心高いなー。
日本語選択にして留学先も日本を選んだ理由は?と聞いたら、
「全く違う言語を持っていて面白いのと、先進国のうちの一つだから」
という返事。
二人にとって日本のイメージはすこぶる良いらしく、ジャパンの5大イメージは
①マンガがめちゃ面白い(「ブリーチ」「ナルト」)
②テレビゲームでエンターテイメントを生み出す(PSP)
③食事が美味しい(スシ)
④技術水準がとんでもなく高い(ソニー、キャノン)
⑤人々がとても礼儀正しい(旅行した経験から)
らしい。
うーむ。想像できる?
イギリス人のいい歳したビジネスマンが嬉々としてPSPやニンテンドーDSで遊び、マンガの魅力について熱っぽく語る。
無敵の英語を話す彼らが、日本語の難しさに嘆きつつも貪欲に勉強。
「日本人は中学・高校・大学と10年勉強しても英語を話せない人が多くて、英語圏に生まれた人をうらやましく思っているのよ」
と言っても、彼らにとっては、アルファベット起源の文字を持たず常用漢字だけで約2000字も使う日本人の方が信じられないらしい。
日本を知れば知るほど、全く違う文化を持っていて驚きの連続、それが面白くてたまらないと言う。
泳ぐ気満々で下に水着を着てきたはいいものの、この辺は日が長いと言えどやっぱり17時ともなるとさすがに水温下がり始めて入れず。ぶぅ。
テンション高い音楽かかってる浜辺の店で、ビール片手にビーチを堪能。
『ブリーチ』好きのフレッドが、よくセリフに出てくる「バンカイー!バンカイ(挽回)ー!!」を叫ぶので、そのうちイギリスと日本のスラング(流行りの言葉)教え合い。
「チョー腹減ったは“ravenous”。ravenという黒い鳥の語尾にousをつけるんだ。」
「like ~ は“~みたい”、“~そう”、“~っぽい”。バカっぽいって言ってみてー(笑)」
「美味しそうはdelicious(デリシャス)よりも“tasty(テイスティ)”、女の子に対しても使うぜー」
特に彼らが気に入ったのは、文末に否定が来る日本語の文法。
「これ、美味し…くナイ!」
こらこら、一応店の中でっせ(笑)。
電車でOld Townに戻って晩ごはんを食べ、一度解散。
英国有名小説家で待ち合わせね~と言って、Dickens(ディケンズ)というバーで再び落ち合う。
近くに座る一団があまりに笑い過ぎていて、“laughing gas(笑うガス)”というスラングを覚える。日本語だと「笑い病」かな~と返す。
そのうち、近くに座っていたアイルランド人と2人組ドイツ人のおっちゃんたちも輪に入ってきて、ふいにEU政策について議論が始まる。
すごいなぁヨーロッパのこの風土。若いのもおっちゃんも、酒を片手に一緒になって政治談議ができるとは。
私のこの旅で、EU談義、いよいよ事始めかいな。
とチョーシぶっこいて言ってみたけど、実際、すでにビールを海辺でジョッキ2、ディナーでジョッキ1、この店来てからジョッキ1+ジントニック2+さっきみんなで一気したテキーラ。しかも長距離バスの疲れもある。さすがに頭が回らなくなってきた…。
閉店だといって店を追い出されたので、夜道、日本語を叫びながら通りを闊歩。
「クレイジー!チョーアタマぶっ飛んでるー!」
「ワカは、カワイ…クナイ!!」
「フレッドは、イケて…ナイ!!」
「バンカイー!!バンカイー!!!」
途中、警官に職務質問されました…。アハ。
<今日のグルメ>
ドーム大聖堂近くにあるAlus Seta。テラス席からOld Townの街並みが臨める。
カフェテリア形式で私が選んだ紫色のスープzupa ar bulcinnに二人は苦笑い。
「ワオー。美味し…クナイ!!」
多分ベースはピートの色。マヨネーズを混ぜたような感じで、コールスローサラダの味がする。



