【ラトヴィア】 ジャパンはチョーイケてる!

  • 2007年08月05日(日)
  • 16:22

早朝乗り込んだ長距離バスがラトヴィアの首都Rigaリガに着く。速攻インフォメーションで安宿を探してチェックイン、荷物を解いて最寄り駅に向かい、電車に乗り込む。ここまでわずか1時間。


海があたしを呼んでいる!!



向かったのは電車で30分のMajoriのビーチ。
車内のラトヴィア人はみな親切で、私がビーチに向かってるとわかるや否や、あとどれくらいで着くかなどを通じない言葉とジェスチャーでにこにこしながら教えてくれる。


駅のホームで話し掛けてきた二人のイギリス人ボーイズと仲良くなり、街の中心を歩きながら一緒にビーチに向かう。





二人はネパールで出会った旅仲間らしい。向かって左がフレッド。保険会社勤務、多分20代後半、スコットランド出身。日本のテレビゲームとアニメが大好きでめちゃめちゃ詳しい。


「スーファミもロクヨンもよく知ってる。PSPもDSもWiiも今世界中が持ってるし、『BLEACH』(My弟△大好きなマンガ)はみんな読んでるよ」


マンガはどこに行ってもBLEACHが一番人気だ。フィンランドで会ったチャオさんに至っては、いつもインターネットで読んでいる中国語版ブリーチのページすら見せてくれたっけ。



ダンは大学で数学と哲学のダブル専攻をした後、ケンブリッジ大学で経済学修士号を取得して働き始めた24歳。学部時代の選択が日本語だったらしく、片言だが日本語を話せるのでときどき会話に日本語が入る。9月からは上智大学の国際関係学部に留学予定。


今は英国銀行(日本でいう日本銀行)勤務だと言うので、ポンドに固執してユーロを導入しないのはなぜ?と投げてみたら、
「ポンドはまだまだ強い。維持しているのはアメリカへの対抗カードだよ。」
おうおう。ここらへんのパワーバランスは私もうちょい知る必要がありまんな。


「日本は結構アメリカの言いなりだよね。」「どうして靖国であれだけ対応が後手後手なの?」
おっ。反撃キターーーー!!!!日本への関心高いなー。


日本語選択にして留学先も日本を選んだ理由は?と聞いたら、
「全く違う言語を持っていて面白いのと、先進国のうちの一つだから」
という返事。


二人にとって日本のイメージはすこぶる良いらしく、ジャパンの5大イメージは
.泪鵐がめちゃ面白い(「ブリーチ」「ナルト」)
▲謄譽咼押璽爐妊┘鵐拭璽謄ぅ瓮鵐箸鮴犬濬个后PSP)
食事が美味しい(スシ)
さ蚕竸綵爐とんでもなく高い(ソニー、キャノン)
タ諭垢とても礼儀正しい(旅行した経験から)
らしい。


うーむ。想像できる?
イギリス人のいい歳したビジネスマンが嬉々としてPSPやニンテンドーDSで遊び、マンガの魅力について熱っぽく語る。
無敵の英語を話す彼らが、日本語の難しさに嘆きつつも貪欲に勉強。
「日本人は中学・高校・大学と10年勉強しても英語を話せない人が多くて、英語圏に生まれた人をうらやましく思っているのよ」
と言っても、彼らにとっては、アルファベット起源の文字を持たず常用漢字だけで約2000字も使う日本人の方が信じられないらしい。


日本を知れば知るほど、全く違う文化を持っていて驚きの連続、それが面白くてたまらないと言う。



泳ぐ気満々で下に水着を着てきたはいいものの、この辺は日が長いと言えどやっぱり17時ともなるとさすがに水温下がり始めて入れず。ぶぅ。
テンション高い音楽かかってる浜辺の店で、ビール片手にビーチを堪能。





『ブリーチ』好きのフレッドが、よくセリフに出てくる「バンカイー!バンカイ(挽回)ー!!」を叫ぶので、そのうちイギリスと日本のスラング(流行りの言葉)教え合い。


「チョー腹減ったは“ravenous”。ravenという黒い鳥の語尾にousをつけるんだ。」
「like 〜 は“〜みたい”、“〜そう”、“〜っぽい”。バカっぽいって言ってみてー(笑)」
「美味しそうはdelicious(デリシャス)よりも“tasty(テイスティ)”、女の子に対しても使うぜー」


特に彼らが気に入ったのは、文末に否定が来る日本語の文法。
「これ、美味し…くナイ!」
こらこら、一応店の中でっせ(笑)。



電車でOld Townに戻って晩ごはんを食べ、一度解散。
英国有名小説家で待ち合わせね〜と言って、Dickens(ディケンズ)というバーで再び落ち合う。


近くに座る一団があまりに笑い過ぎていて、“laughing gas(笑うガス)”というスラングを覚える。日本語だと「笑い病」かな〜と返す。



そのうち、近くに座っていたアイルランド人と2人組ドイツ人のおっちゃんたちも輪に入ってきて、ふいにEU政策について議論が始まる。
すごいなぁヨーロッパのこの風土。若いのもおっちゃんも、酒を片手に一緒になって政治談議ができるとは。


私のこの旅で、EU談義、いよいよ事始めかいな。


とチョーシぶっこいて言ってみたけど、実際、すでにビールを海辺でジョッキ2、ディナーでジョッキ1、この店来てからジョッキ1+ジントニック2+さっきみんなで一気したテキーラ。しかも長距離バスの疲れもある。さすがに頭が回らなくなってきた…。



閉店だといって店を追い出されたので、夜道、日本語を叫びながら通りを闊歩。
「クレイジー!チョーアタマぶっ飛んでるー!」
「ワカは、カワイ…クナイ!!」
「フレッドは、イケて…ナイ!!」
「バンカイー!!バンカイー!!!」


途中、警官に職務質問されました…。アハ。


 



<今日のグルメ>



ドーム大聖堂近くにあるAlus Seta。テラス席からOld Townの街並みが臨める。
カフェテリア形式で私が選んだ紫色のスープzupa ar bulcinnに二人は苦笑い。
「ワオー。美味し…クナイ!!」
多分ベースはピートの色。マヨネーズを混ぜたような感じで、コールスローサラダの味がする。

【ラトヴィア】 V♪ A♪ C♪ A♪ T・I・O・N♪

  • 2007年08月06日(月)
  • 16:39

気づいたら、外は明るい。ダンとフレッドのホテルで話しながらいつの間にか寝ていた。
月曜の今日は仕事、朝の飛行機でロンドンに帰るという二人と別れ、散歩がてらOld Townにある自分の宿へと帰る。


街はもう起き出している。



リガのシンボルであるゴシック調のSt.Peter’s教会と、世界最大のパイプオルガンを所有するドーム大聖堂を背景に、出勤する人たち。





New TownとOld Townの境界にある自由のモニュメント。てっぺんに金色の3つの星。
中世以来ドイツ、ポーランド、スウェーデン、ロシアに占領されてきたラトヴィアは、第一次世界大戦時に初めて独立するも、すぐナチスの支配下に置かれ18万人近くが犠牲になった。また、モニュメントの足元には1991年にソ連によって殺されたラトヴィア人民戦線の4人の代表も彫り込まれている。


自由の象徴である星を一心に掲げるモニュメントからは、長年占領を余儀なくさせられてきたラトヴィア人が、独立したとき心底平和を願ったことが伺われる。


 



遠くに噴水が見える川辺のBrivibas piem公園。


 



途中、ロシア正教の教会でミサをやっていたので覗かせてもらう。
残念ながらカメラお断り。内面はロシア正教独特の絵画が水色を基調として壁一面に描かれ、金でできた説教台がろうそくで照らされた中に朝日が差し込む。
普段着に白いベールをかぶった女たちが列になり、一人ひとり正面に向かって祈りを捧げる。


ふいに横手から赤地に金色の幾何学模様の入った服を着た牧師が出てきて、手にした大きな黄金の数珠を振りながら教会を時計回りに祈りを捧げながら進む。
彼が通るとベールの女たちは頭を垂れて、彼の振っている数珠の先から出ているお香を身体に浴びる。


ロシア支配が長期に渡った際、宗教が生活に根付いたことを感じさせる一場面。



宿は学生向けの1泊(朝食付)9ラッツ≒1800円という格安ドミトリーで、一つの部屋に2段ベッドが10個、男女関係無く詰め込まれている。
起き出したグループがゲイの話で盛り上がっているのを尻目に気持ち良く2度寝。






昼チェックアウトして港に向かい、1日1本運行の17時半発リガ発ストックホルム行きフェリーのチケットを買って、そのまま海辺でのんびりする。


ひと気の少ないオープンテラスのカフェでアップルパイクレープを食べながら、半乾きのまま宿から持ってきた洗濯物もちゃっかり乾かす(笑)


強い日差しをパラソルで避けながら潮風に吹かれ、しばし時間を忘れる。
この最高の環境、ヨーロッパ人が夏のバカンスにここを選ぶ理由がわかるぜ〜。
加えて観光スポットは揃っているし、夜遊びも楽しいし、物価も安い。ダンとフレッドが週末を利用してここにバケーションしに来た気持ちがわかる。


V♪ A♪ C♪ A♪ T・I・O・N♪ In the summer sun♪


コニー・フランシスの“Vacation”が口をついて出るも、…懐メロ古い?(笑)





フェリーは17時間半ほどの航海だが、夜はレストランでオーケストラ、バーでバンド演奏、カジノにパブになんでもござれ。
33.5ラッツ≒6700円の4等、4つのベッドの他に各部屋トイレとシャワーもつき、快適でやんす。


夜10時、バルト海に遅い夕陽が落ちる。


さーて、目指すは北西、スカンジナビア!


<今日のグルメ>



フェリー内のスーパーでカマンベールチーズとオリーブ、クラッカーを買い、バーでビールを調達。海風に吹かれて甲板で至福のひととき。

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旅人

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1983年生まれ。東大法学部卒。
社会人としてスタートを切る前に、夢だった世界一周へ。

尊敬:緒方貞子さん
趣味:バスケットボール、ベリーダンス、サーフィン、バイク

著書

メディア出演履歴

【雑誌】
『Zai』(ダイヤモンド社)「ミニ株バトルコーナー」連載(06年7月号〜07年7月号)
『社労士V』連載(日本法令)(07年10月号〜)
『メモ ノート200%活用ブック』(日本能率協会)
『クロワッサン』(対談 高田万由子さん)
『週刊現代』『女性セブン』
『CIRCUS』『日経キャリアマガジン』
『月刊人事マネジメント』
『週刊ダイヤモンド 別冊特集』
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