【イギリス】 £にかわって、おしおきよ!

  • 2007年08月18日(土)
  • 19:26

昨夜。遅れに遅れ、ロンドン・ウォータールー駅22時着になった私を迎えてくれたのは、

スポ愛バスパ(バスケサークル)我らの女子代表たーまるのーりこー!
そしてバスパの先輩、ダースベーダーことびょんじゅんさーん!!

びょん様にはあとから登場してもらってたまちゃんを驚かせる、という私のカンペキな計画は、私が遅れたせいで脆くも崩れ去りました…先に二人が会う羽目に。こんな遅くなったのに待っててくれて本当にありがとう。


到着したときの私はこんな感じだったらしいbyたまちゃん。あまりの嬉しさに…目がほんまに三日月形になっちょる…。

そして申し訳ないことにデジカメのイギリス分メモリーが吹っ飛んだ(楽しかったイギリスは何度も見返していたのでメモリーに入れっぱなしだった…)ので、なんとか他の写真と言葉でカバーしていきます。



3月の代別試合。中央のラブリーなお人がたまちゃん。私はこれが苺最後の試合かもと思ってばかみたいに泣いて腫れてまんじゅう顔。


到着が遅くなり宿を取る時間が無くなってしまった私に、びょん様が泊まっているホテルの部屋を貸してくれ、自分は本田さんの部屋に移ってくれました。なんて優しい…。ぺ・ヨンジュンの時代はもう古い。今はお・びょんじゅん様の時代や。

さて、朝。他の先輩方にも挨拶して、今日はたまちゃんとデート。
たまちゃんは9月からロンドンにある寄宿舎学校で日本語教師として赴任することが決まっている。今はその準備段階で、ホームステイしながら語学学校に通っているところ。
小さい頃の「おちゃめなふたご」シリーズに始まり最近では「ハリー・ポッター」に至るまで、ずっとイギリスの寄宿舎学校に憧れていた私。たまる先生の寄宿舎生活に興味津々。ラクロスとかいたずらとか魔法とかそういうイメージ。楽しそー!!

オックスフォード・サーカス駅で待ち合わせ、ロンドンの街をたまちゃんに案内してもらう。

てか、ここは、どこ…??

国際色豊か過ぎやしない?白人はもちろん、アフリカ系、アラブ系、アジア系…とにかく沢山の人種がぞろぞろ歩いている。
周りの店もほとんどチェーンのブティックやファーストフード。レストランだってチャイニーズやトルコなどの他国料理ばっかり。
これ、もし街中に赤い二段バスと赤ポストと赤電話ボックスがなかったら、一体どこの街かわからない。

たまちゃんの話を聞くと、語学学校もとにかく国際色豊かなようで、生徒もスペイン人、イタリア人、ロシア人、中国人、タイ人…とみな訛りの強い英語を話すらしい。
「先生は最初に“本当に英語を学びたかったらロンドンに来てはいけません”って言ったんだよー(笑)」
でも逆に、わざとイタリア訛りで話すことが生徒の間で流行ったりして、なかなか面白いことになっているらしい。

そして物価が高い…。今世界中のマクドナルドで最も高いのはロンドンだそう。セットが1000円超えている。ユーロ?も高かったけど、ポンド£は高い。

ピカデリー・サーカス方面に歩き、トラファルガー・スクエアを見た後、セント・ジェームスパークへ。生バンドの演奏があり、みんながそれぞれくつろいでいい雰囲気。
池のある公園をこうしてたまちゃんと歩いてると、なんだか井の頭公園にいるみたいだね〜と笑っていたら、徹底的に違うところが!
なんとリス!!

グリーンパークも見ながらバッキンガム宮殿へ。
ここの衛兵はたまちゃんお気に入り。よく見ると黒い帽子にはかわいらしい“耳”があるらしい。二人で「手乗り衛兵」や「衛兵を食べるの図」の写真を撮った。
そして宮殿前にでんと構える金ピカの像。あの高いところにいらっしゃるのは…女王ね。
すごい。王の像なんてどこにもない。王よりも断然女王が強く、国民の尊敬を集める女王。
…でもね。
私にはあの手を広げている金の像が、「セーラームーン」のミレニアムバージョンにしか見えないよ…。
ポンド£高と相まって、こりゃ「月に代わっておしおきよ!byセーラームーン」じゃなくて「£に代わっておしおきよ!by女王」だわよ。

それからノッティング・ヒルに向かい、スーパーへ。
イギリス人の胃袋チェック。
…なんだこの冷凍食品の多さは!!

たまちゃん曰く、「ホームステイ先のホストママも本当に料理が簡単だよー。レンジでチンしたピザとか、チキンとか。野菜は生ばっかり。さらしていない玉ねぎを切ってそのまま出てきたりするんだよ」
左様ですか…。すごいねイギリス人て…。
物価高を乗り切るため、たまちゃんのランチはスーパー御用達らしい。

その後、先輩たちとお会いする。
もともと友達だった淳くん、それから宇佐美姉さん、まっきー姉さん。
宇佐美姉さんが予約してくれていたイギリス料理のレストランへ。
相当いいお店のようで、チップ&フィッシュなのにめっちゃ美味しかった。店員さんも陽気。「でもここは珍しいよ。嬉しい〜!ご馳走様でした。

その後、ホテルの部屋にお邪魔して
淳くんが春から始まった刺激のある生活を楽しそうに話すのを聞き、宇佐美姉さんからトルコ旅行のオススメポイントをもらい、「社会人になるのはね、今はそんなに心配しないくていいと思うよ。きっと人によって感じ方が違うから」とまっきー姉さんから深いアドバイスを頂く。

用事から帰ってきたびょん様と金坂くんも加わり、その後は女子恋愛トークで盛り上がって、楽しい夜が更けていった。

<今日のグルメ>

お昼はたまちゃんとコヴェント・ガーデンのイングリッシュパブで。
牛肉のビール煮をパイで包んだもの。やはりというべきか値段が高かった(確か約6ポンド≒1560円)ので、二人で一皿を半分こ。なかなかいけるねこれ!


夜は先輩たちにご馳走していただいた。ノッティング・ヒルにある有名なフィッシュ&チップスのお店。船をイメージした装丁で、店員さんも陽気。
フィッシュはCod・Haddock(タラ)、Sole(ヒラメ)、Swordfish(メカジキ)などから選べ、外はかりかり・中はしっとりに揚げてあって美味。ポテトと共にエールビールによく合う。海老のビネガー和えやデザートも素敵。

【イギリス】 スコットランド巨大学園祭

  • 2007年08月19日(日)
  • 19:30

ハリーポッターの世界へようこそ。
キングス・クロス駅で“9と3/4番線”をしっかりチェック。
その後スコットランド方面行きの電車に乗り込む。


目的地はエジンバラ。目的は阿部田裕子、通称・阿βに会いに行くこと。高校時代からクラスもバスケ部も3年間一緒、二人して浪人して大学も一緒という大親友は、9月からエジンバラ大学の大学院に留学することが決まり、今月はサマースクールに通っている。


5時間半の列車は、最初バックパッカーでヨーク出身の女の子と隣の席になって話が弾む。
エミリーは夏季休暇を利用して2ヶ月間のアフリカ旅行を終え、ちょうど家に帰るところ。いい色に焼けている。たくさんのアフリカアドバイスをもらう。
スコットランドにある日本でいう自治大のような大学で機械工学の勉強をしていて、卒業後は英軍の整備士として働くという。

スコットランドとイングランドの違いは何?と聞いたら、
「イングランドの人が憧れる田舎暮らしがスコットランドにはある。人々も素朴で優しいし、食事も美味しい。私の実家は農家で、日曜の楽しみは母がヨークシャー・プディングを作ってくれることよ。」
ヨーク駅にて家族総出で出迎えられ、幸せそうな顔をしているエミリーを見て家族のあったかさを思う。


その1時間半後、エジンバラ駅到着。
実は、「UK入りしたらメールしてね!」と連絡がきたまま、メールをしても阿βから返信が来ていない。エジンバラのネットカフェで再度確認するも返信なし。
まぁ何とかなるっしょ〜。もうここまで来ちゃったし。阿βの放置プレイには慣れてるし。今までこういうことがあっても何とかなってきたので、軽い気持ちでそう考えた。後から考えるとこれがまずかった…。


今、エジンバラはフェスティバル真っ最中。この有名なイベントは、最も人気が高いミリタリー・タトゥーというエジンバラ城で行われる行進式のほか、それぞれ劇・映画・コメディ・オペラ・ミュージカル・書物などをテーマにした祭りが3週間に渡って一斉に同時開催され、街中のあらゆるところが大勢の人で賑わう。学生のアマチュアから本物のプロまで幅も様々。
びっくりしたのは1日ごとにその日用のパンフレットが配布されていて、その日開催されるイベントの名前と場所が5分刻みでびっしりと書かれている。ページ数約30ページ!

世界中から集まった人で埋め尽くされたHigh Streetの人混みで私のテンションも最高潮。



大道芸人があちこちで芸を披露し、様々な衣装を着た俳優たちが客の呼び込みに必死になる。
見上げるほどの一輪車に乗った人、テニスラケットと便座を身体に通す芸をしている人、二人連なってラクダの衣装を着ている人。強面のスキンヘッドのおじさんがスコットランド伝統のスカートを履いて風船を売っているかと思えば、道路に寝そべって血を流して死んだ振りをしている美女の周りに「ドラキュラ」と書かれた劇のビラが並ぶ。

この雰囲気はさながら学園祭。これは巨大学園祭!


楽しみながらもネットカフェで逐一返信チェック。返信なし。
こうなったら現場急行や。エジンバラ大学へと向かう。大学で学生寮の場所聞いて尋ねていけばいいやろ〜。
が、しかし。今日は日曜のため大学オフィスはクローズ…。学生を捕まえて聞いてみるも、学生寮は学内外にいくつもあって、どこの寮か判断するのは難しいと言う。
しまった…。

とりあえず、万一のときのために宿を取ろう。
が、甘かった。
どこも満室。フェスティバルの時期に宿を取るには相当前から予約しないといけないらしい。
250のベッド数があるバックパッカー宿でも満室と聞いてがっくり。


陽が落ちてきた。やばいすでに吐く息が白い。
今年日本は猛暑らしいけど、ヨーロッパは冷夏。しかもスコットランドはさらに北部。
今日はロンTにパーカー、その上からトレーナー。さっき土産物屋でマフラー買っておいてよかった〜とスコットランドチェックを首に巻く。

とりあえず夕食を食べ、夜11時の閉店までネットカフェで返信を待つ。その後はお祭り騒ぎのエジンバラ大学へと向かう。
ま、大学の駒場祭と同じと思えばいいじゃない。
あれは秋でもっと寒いし、それでも朝までみんな外にいるし。
どうやらエジンバラ大学も午前3時まで催しをやっているようで、笑い声が聞こえるコントの舞台に行って最後まで観る。

さーてとうとう終了。
どうしようかな。
駅に戻って寝ても、あの駅じゃ寒過ぎるよな。
パブも朝までやっているわけじゃなさそうだったし、マクドナルドも24時間営業じゃなかった。
そこでそのまま校舎内をうろうろしていたら、ペンキ缶が置かれた1畳半ほどの倉庫を見つける。
なんと鍵が壊れてる。

不幸中の幸い。ここならそこまで寒くない。
するっと入り込む。ドアを閉めたら中は真っ暗。デジカメでフラッシュを焚いたら、天井近くに電気操作盤みたいなのが見えた。ジーッという音はこれか。
手探りでペンキ缶を隅に寄せ、なんとか寝床を確保する。
うーんホコリっぽい。あ。確か北京でもらった高性能マスクがかばんの中に…あった!
お。これで眠れるやん。

一体阿βどこにいるのかな。
会いたいよ阿β。



<今日のグルメ>

今日は日曜日。どこのパブの店先にも、メニューに「Special Sunday Meal」が並ぶ。エミリーのヨークシャー・プディングの話を思い出してオーダー。
ビーフににんじん、ブロッコリーなどの茹で野菜とポテトフライがついてグレービーソースがかかっていて、味わい深い。日曜はスコットランドの家庭の味をシェフがつくる、というお決まりらしい。一緒にスコッチウイスキーを飲むと身体が温まる。

【イギリス】 阿β大捜査線・ミレニアムブリッジを封鎖せよ?

  • 2007年08月20日(月)
  • 19:32

朝6時前。倉庫を開けようとする気配で目が覚めた。

やばい見つかる!!

必死で中から押さえるが、とうとうドアを開けられて見つかってしまう。
どうやら見回りの人みたい。引っ張り出されてめっちゃ怒られる。
ごめんなさい…。
外に放り出される。


夜明けのスコットランド。寒みーなー。身体あっためるか。
エジンバラ大学から1.5キロほど離れたCaltonの丘に歩いて行くことにする。


丘の上から眺めた景色。それはもう素晴らしい。
街全体が世界遺産に登録されているだけあって、古い建物が修繕されつつ残されている。
反対側にあるNew Cityでさえ、18世紀に作られた都市計画に乗っ取って建設されている、という歴史の古さ。

イングランド方面と違うのは、建物の天を刺す三角屋根の角度がスコットランド方面ではよりシャープで、細かいというか触ったら痛い感じの装飾が施されていることか。街中で壁をよく見ると、レンガの色が2種類交互にあったりもして美しい。


その様子を遠く丘の上から眺める。

この街のどこかに阿βがいるのか…。

せっかく来たんだから、絶対に会って帰りたい。
午前中までならここにいられる。
もう一度探してみるか!


8時にレストランが開くのを待って朝食を食べ、もう一度エジンバラ大学に向かう。
月曜だからオフィスも空いている。
今朝怒られた校舎の前は足早に通り過ぎる。あちこちで聞くうち、語学の建物がある場所を突き止める。
そこの受付に行き、阿βのことと、サマースクールの語学学校に出席しているはずだということを言ってみる。
係の方が電話をして聞いてくれ、「語学教室は今ここの建物の2階でやっていて、あと30分で終わるようだから待っていたらどうかしら」と言ってくれる

やった!
とうとう会える!!


レンガ造りのキャンパスの中、大きな図書館の建物の近くで待つこと30分、生徒たちが出てきた。

あれ…。阿βはいない…。
先生らしき人に聞いてみても、その生徒は知らないと言う。

「でも午後にも授業があるから、もしかしたらそっちに出席しているかもしれないわよ」


終わった…。
ロンドンに帰らなければならない。午後まではいられない。
阿β捜索、大失敗。今までみたいに何とかなるだろう、絶対会えるって気がしていたけど、今回ばかりは甘かったみたい。


落胆しつつ、駅に預けていた荷物を取り、ホーム脇にあるコインシャワーを浴びて帰りの列車に乗った。




気持ちを切り替えて夕方6時半。キングス・ロード駅からバンク駅に直行し、約束にギリギリセーフで間に合う。

待っていたのはラトヴィアで会ったイギリス人・ダン。英国銀行で正式入所前のインターンをしている彼は、仕事終わりのスーツ姿。
今度は待ち合わせにちゃんと会えてほっとする。
ダン、スーツ着てると別人みたいねー!


Bankバンク駅のある地域、通称“シティ”周辺を案内してもらう。

ここはロンドン金融街の中枢部。

英国銀行と証券取引所を中心に、古き時代に使われていた王立証券取引所、名だたる銀行・証券会社が所狭しとひしめき合っている。



ちょっと奥に入ると3大ビルというのがあり、ピクルスみたいな形のビルと、工場みたいな形のビルと、ナナメに積み木を歪ませて積んだような面白い形のビルが見える。それぞれ様々な会社が入る商業用建物だ。

「通称ピクルス・ビルは、形がユニークだから次のテロではターゲットになるかもしれないと言われている。ヤバイヨネ」

と来月から日本に留学する彼は日本語交じりで説明してくれる。


ラトヴィアで「英国がユーロを導入しないでポンドを維持しているのはアメリカへの対抗カード」と話してくれたダンに、
「シティは面白いところね。英国はユーロを使っていないのにここでユーロの取引全てが決まるんだってね」
と言ったら、

「そうだよ。ヨーロッパの金融取引の中心は、ここだ」
とはっきりと答える。

テムズ川方面には、金融街&セント・ポール寺院をテート・モダンと結ぶミレニアム・ブリッジが掛かる。
もしここを封鎖したら、この街を封鎖したら、ポンドだけでなくユーロを始め全てのヨーロッパの金融取引が停止する。

ダン、あなたはこれからここで働くのね。




そのうち、まるで中東に来てしまったかのような通りに出る。
建物も古ぼけていて低く、歩いているのは中東系の人ばかり。地価も安いという。

こんなところが金融街のすぐ近くにあるなんて。
面白いねロンドンは。まだまだ奥が深いね。

阿β。会えなくてほんと残念。
私が連絡したのが土日だったのが運のツキで、彼女がメールを見たのは月曜。慌てて駅に走ってホームも電車の中も全部探してくれたけど、私の列車が出たのはタッチの差だったみたい(涙)。

でも、あべちゃん。私とアンタの仲だもん、絶対すぐにまたどこかで会えるよ!
留学がんばだよ!私も最後まで旅行やり切るからサ!
そして世界のどこかで、また会おうネ!!

<今日のグルメ>
朝食はエジンバラで。伝統的スコットランド風。
羊の胃袋に羊肉や臓物、オートミール、細かくした野菜を加えて煮込む名物のハギス。それを揚げたものと、つぶしたポテトを平たくして焼いたもの、焼きマッシュルーム、ソーセージ、大豆の甘煮などがワンプレートに載って出てくる。
ハギスは言ってしまえばごった煮と言ったところなのだろうが、歯ごたえがこりこりしていてコクもあって独特のおいしさ。

夕飯はシティ近くにて。ダンが美味しいものを食べよう!と案内してくれたのは、中東系の店が並ぶ中にあるパキスタン料理屋。美味しいものと言ったらやっぱり他国料理なのね、イギリス人よ…(笑)
カレーの店として有名らしく、店外の中東系ばかりの雰囲気とは打って変わり、スーツを着たりした白人客も半分くらいを占める。
骨付き羊肉を焼いたものと、辛い羊肉のカレーを頂く。確かにこりゃイケる!

ダン:「日本の食べ物はいろいろ試したけど、日本のカレーはダメだね。ロンドンの方が美味しいと思う。」
私:「いやいやいやいや。これイギリスにあるって言ってもまるっきりパキスタン料理だし。日本のカレーは日本人風味にちゃんと工夫してあるんだよ。」
ダン:「でもあまり美味しくなかったよ。他の日本料理は大好きだけど」
私:「ダン!キミは勘違いしている!留学したら一番に日本のカレーを食べなさい!!」

【イギリス】 母上感謝デー24周年

  • 2007年08月21日(火)
  • 19:36

母上が頑張ってくれたお蔭で、この世に生を受けて今日で24年。
ロンドンの真っ赤な電話BOXから日本に国際電話をかける。
お母さん、産んでくれてありがとう。



今日最初に向かったところは“シティ”。
昨日ダンに案内してもらったところを改めて見回す。
小雨の中、スーツを颯爽と着こなしたビジネスマンやキャリアウーマンたちが急ぎ足で歩いていく。
その様子を胸に刻み、来春からの自分の決意を新たにする。


ロンドンに来てから疑問に思っていたことが二つある。

一つめ。コインに刻まれたエリザベス女王2世の顔が、コインが作られた年代によって全然違う。
集めることができたのは3種類。新しいコインになるほど歳をとっていく。古いコイン、私が生まれた1983年のときの顔が一番美しい。


昨日このことについてダンに聞いたら、
「女王の顔は約20年毎に変えている。興味があるなら銀行博物館に行ってみたら?」
と言われたので、英国銀行Bank of Englandの巨大な建物の北東の入口に向かう。


正直、紙幣デザインの変化や模造防止技術の変遷などは面白くなかったが、戦時の軍の資金調達や銀行が国有化された話は興味深い。

また、理事会と財政委員会の変遷や現在それを構成する全9人(女性2人含む)のバックグラウンドなども知ることができて面白い。


その後、世界で最も美しい建物の一つと言われるセントポール大聖堂へ。
うーんまぁ確かに美しいが…大陸側の聖堂によく似とるなぁ。
ここでも女王のモニュメントが正面に聳え立つ。


その後、最高裁判所へ。
Royal Courts of Justice様、英米法の授業で何度貴方のご様子を想像申し上げたことか!

荘厳で巨大な建物の中にはNo.1〜82までの法廷があり、中には名前をつけられた法廷もある。
例えばCourt4はLord Chief Justice of England & Wales、Court5はThe president of the Queen’s Bench Division、Court15はThe Lord court…いかん、だんだん興奮してきた。

こんなので楽しいなんて、自分気持ち悪いな〜マニアックだな〜と苦笑していたら。

なんと裁判をやっている最中の法廷があった。
しかもガラス窓。

そして確認!!
黒いローブを身にまとい、グレーのカツラを頭に被ったバリスタ達!!

うきゃー本物だ〜!!

うわー。今すぐにでも麗しきまいちん姫に伝えたい。
朝8:30コーヒー飲みながら眠い目をこすりこすり並んでノートとったねぇ、まいちん。バリスタの落書きしたよねぇ。

めっちゃ簡単に言えば、英国の弁護士には2種類あって、当事者から直接依頼を受けて事務処理をするソリシタと、ソリシタから依頼を受けて法廷弁論をするバリスタに分かれる。規制緩和が進んでいるが、バリスタは今でも伝統を守って黒いローブにグレーのカツラをつけて法廷に出る人が多数なのである。
いや〜かわいいなぁ。
カツラを頭の上にお皿のように載せ、後ろ側にはぴょんっと三つ編みが跳ねている。

イギリス人のこういうところ、憎めんなぁ。



その後、語学学校が終わったたまちゃんと落ち合って街歩き。

ロンドンに来てから気になっていたこと2つめ。

「トラファルガー・スクエアはわかるけど、オックスフォード・サーカスって何や!ピカデリー・サーカスって何や!サーカスゆうて曲芸かいな!」

と私が言っていたので、たまちゃんが調べてくれて、
「スクエアが方形広場なら、サーカスはやっぱり円形広場のことらしいよ。」
と教えてくれた。

いざ確認!


ピカデリー・サーカスをよく見ると、道路が緩やかにカーブを描き、両側に並んだ建物も並行してずっと先まで曲がっていってる。
円形広場って本当だった!

たまちゃんが、
「今、日本では英国発のアニヤハインドマーチのエコバッグが人気らしい。」
というので、実物を求めて歩くがどうやらどこも品切れ。

パチモン屋で偽物を見てがっくり。これが銀座で行列ができて喧嘩になるほどの大人気…。さいですか〜。

たまちゃんが誕生日祝いに衛兵の形をした歯ブラシを買ってくれた。めっちゃいいセンス!これの方が断然素敵。




その後、ダブルデッカー=赤い2段バスに乗ってテンプル教会へ。
ダン・ブラウンが書いた『ダ・ヴィンチ・コード』の最終場面に出てくる場所はここかぁ。でもあいにく開いてない。


それからロンドン・アイの下に行ってライトアップされた国会議事堂とベン様(ビッグ・ベン様)の姿を対岸から拝み、ロンドンの夜景の美しさにしばし見惚れる。

たまちゃんと、
「働く意味ってなんだろうね」
と話す。
渡英するため相当ハードにバイトに励んだたまちゃんが感じた、周囲のローモチベーションへの違和感。
仕事より旅が優先と言い切るバックパッカーに会って私が感じた、仕事の位置づけへの違和感。

結局、正解はないね。自分なりの「仕事」の位置づけを決めて、いかに”楽しもうとするか”じゃないか。
そういう結論になった。


そして地下鉄でノッティング・ヒルへ。
先輩たちが誕生日祝いに飲み会を開いてくれた。
びょん様、淳くん、宇佐美姉さん、まっきー姉さん、初日迎えに来てくれると言ってくれていた金坂くん、アフリカ旅経験からアドバイスと貴重ーな物品をくれた千ちゃん、買って行った「女子禁制」チョコバーをむしゃむしゃ食べてくれた森さん、絶口調で笑わせてくれたキヨモトさん。

みなさん、本当にありがとうございました。
ほんまに最高の誕生日でした。

<今日のグルメ>
今日はお菓子編。

「英国式のお茶がしたい」
と私が言い出し、たまちゃんとあちこちの喫茶店を覗くが、これがなっかなかスコーンがないの。コーヒーを出すカフェは山のようにあるけど、紅茶専門の店はほとんどない。そしてスコーンを出しているのはスターバックスしかない。
探し続けてやっと見つけた店ではスコーンは売り切れ…。仕方が無いのでコーヒーにサンドイッチで妥協。

それから、たまちゃんが「旅の荷物にならないものを」と考えて誕生日祝いに用意してくれていたお菓子の詰め合わせ。見ているだけで楽しい。大事に大事に食べてます。


たまちゃんとスーパーで買って食べた、ロンドン名物の赤い2段バスと同じ名前を持つ「ダブルデッガー」というチョコバー。フレークとヌガーの2段構成になっていてかなり甘め。
他にも「女子禁制」というチョコバーや、塩分除去して味のしないポテトチップスなど、面白いお菓子をいろいろ発見。
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旅人

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1983年生まれ。東大法学部卒。
社会人としてスタートを切る前に、夢だった世界一周へ。

尊敬:緒方貞子さん
趣味:バスケットボール、ベリーダンス、サーフィン、バイク

著書

メディア出演履歴

【雑誌】
『Zai』(ダイヤモンド社)「ミニ株バトルコーナー」連載(06年7月号〜07年7月号)
『社労士V』連載(日本法令)(07年10月号〜)
『メモ ノート200%活用ブック』(日本能率協会)
『クロワッサン』(対談 高田万由子さん)
『週刊現代』『女性セブン』
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