アフリカ縦断報告Vol.2

  • 2008年01月07日(月)
  • 03:10

太陽暦のみんな、
新年明けましておめでとう!!

ムスリムの友人たち、
Id al-Adha(犠牲祭) おめでとう!!

ユダヤ教徒の友人たち、
Simchat Torahおめでとう!!

ロシア正教徒の友人たち、
Novy God & Rozhdestvo おめでとう!!

そして本日、
エチオピアオルトドクスの友人たち、
メリークリスマス!!


Dear the Solar Calendar users,
A Happy New Year!!

Dear Islamic friends,
Congratulations on Id al-Adha!!

Dear Jewish friends,
Congratulations on Simchat Torah!!

Dear Russian Orthodox friends,
Congratulations on Novy God & Rozhdestvo!!

And today,
Dear Ethiopian Orthodox friends,
Merry Christmas!!

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現在、 ケニア にいます。
牛たちと共に家畜トラックの荷台に乗って、昨日ナイロビ到着。
ちょうど一昨日くらいに大統領選後の暴動も落ち着き、商店なども営業再開しているようです。明日デモがあるとかないとか噂が飛び交っています。
私は大丈夫やでー!めっちゃ元気よ!

***************
<アフリカ縦断報告Vol.2>


故郷・日本がちょうど元旦を祝っている頃、私はエチオピアで“ワカ”という名の木を見に行っとりました。
エチオピア人が口を揃えて「ワカ。“ワカ”を見に行け、“ワカ”を見に行け」と言うので、なるほど同じ名前かと思い(でも本来の表記は“warka”らしい)、ちょっくら行ってみるかーと向かったアリ村。

でーっかかった、“ワカ”。

アリ族の子どもたちが、“Waka!Warka!Waka!Warka!”と言いながら競争して“ワカ”の木の実を拾い集めてくれた。
気になるグルメ具合は、プルーンを発酵させて潰し、味をすっからかんに抜いたような食感。…。

2008年。“ワカ”みたいにでっかい人間になろ。
(見た目サイズはすでにでっかいけども。)

さて、エチオピア後半。
西暦の1月7日、ちょうど今日がエチオピア正教のクリスマス。
12月26日以降も「メリークリスマス!」という言葉に溢れる国。

木と同じ名前というのに加え、目立ちまくりのこの髪形のおかげで、ちょっと歩くだけでよう覚えてもらったわ。特にラスタ信仰者と。首都アディス・アベバで特に仲良くなったのはジャマイカ人とのハーフ・ヨナス。「ガンジャ(大麻)はホンマにピースフルかいな?日本じゃ違法やでー?」
彼の故郷は、黒人奴隷制に端を発し、英雄ボブ・マーリーを崇高するラスタの聖地・シャシャマネ村。合言葉は「ガンジャ(大麻)、タバコ、カネ、ラブ、リスペクト。」

その後、2日かけて悪路をバス移動、ジンカ村へ。

少数民族の呼称を、「○○人」or「○○族」、どっちで呼ぶかは難しいところ。後者はたぶんに「部族」という差別の意味合いを含む、らしい。
が、ここでは「○○族」の表記で。

なぜなら、彼らは「族」呼びをアイデンティティにし、しっかりビジネスしてたから。


女性が下唇にお皿をはめ込む、ムルシ族。
こっちを見つけた途端、どわーーーっと走り寄ってきて、
「ボト!ボト!2ブル!!」

ボト=photo、つまり「写真撮れ!1枚2ブル(≒26円)!」
っちゅーこと。全員がモデル志願。
こっちが、「もういいよ…」って言っても、自分の姿を誇示し、写真を撮って金を払えとしつこく要求してくる。
うひょー。マイノリティを逆手に取った肖像権ビジネスやー。

ハナからそういう扱いをしてくるのであれこれ思案したけれど、一緒にマンゴー剥いて食べ、差し障りなく遊んでいたら、ようやくボト、ボトという声が収まる。
意外にも重要視しているはずの割礼儀式が怖かったり、写真代を貯めて装飾品を買いたかったり、という本音を知る。

友達になった大学生で元ハマル族のミミとマルクに連れられて、ジンカマーケットに行く。
そこで各地域の民族たちが集まり、それぞれ自慢の物品を売る様子を見る。
さらに、今じゃこのマーケットが一大観光名所になっていて、逆に各民族たちの肖像権ビジネスの場になっていたり、民族出身のガイドたちの稼ぎの場になっている様子が見える。


また、コンソ族出身の会計士によると、皿はめ込みムルシ族など土着の生活をしている民族は多くの牛を買っているため「金持ち」で、「生活に不自由がない」ので「教育を受ける必要性がない」という認識らしい。
コンソ村はムルシ村と違って一応水道や電気を使っていて(まぁ、汲み置き水&電気は夜3時間のみだったけどネ…)、学校に通う子どもたちで溢れている。それでも、農耕民の彼らは放牧民のムルシ族より貧しいのだと言う。


また、6年前は写真を撮っても何も要求してこなかった。それが変わったのは観光客が増えたここ数年。

さて、そこから魔の超ローーーーーーーング悪路移動。
ケニアとの国境・モヤレまでバスで1日。

そこからのバスは故障して来ない(よくある)。
牛の家畜トラックしか来ない(これまたよくある)。
仕方がないので、地元の人たちと共に家畜トラックの荷台に乗って、23頭の牛たちと共に丸2日、サバンナのでっこぼっこ道を移動。

 …ジェットコースターの揺れよりひどい。車酔いするタイプなら10分で吐いてしまいそうな状況。座席は荷台の天井部分の鉄格子。路上に覆い被さる木が現れる度に頭を屈めて避けないとならない。びゅんびゅん強風、ぎらぎらの直射日光、くさーい牛の臭い。
さらに揺れで牛が転ぶ度にトラックは止まり、将棋倒しになった牛たちを牛使いが叩き起こしてまた出発、という繰り返し。


でも見方を変えれば、サルやインパラや見たこともないような鳥、途中の村の色とりどりの民族、放牧されている牛や羊やラクダを特等席から見下ろすことができて、むっちゃ面白かった。

トラック上でケニア空軍の兄ちゃんと仲良くなり、イシオロ村で彼の友達の結婚式にお呼ばれ。こっちの結婚式は夜通し踊りまくる。地方の村は平和そのもの。

そして昨日、首都ナイロビ到着。暴動虐殺事件も収まり、街は活気を取り戻しつつあります。


<抜粋・今日のグルメ>

ケニアの主食のひとつ、ウガリ。白トウモロコシを潰し、お湯で練ったもの。スーパーでは粉状で売られていて、家庭で練り込むようだ。味付けはなく、ビーフシチューなどと混ぜて食べる。モチモチした感触でかーなりボリュームがあり、お腹にたまる。

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<未アップ分タイトル>
【エチオピア(続き)】
12月 24日 激ムズ!変則ビートでオールナイト
25日 サンタクロースは2週間後!?
26日 ラスタ魂「Take the ガンジャ!」
27日 アンチ・ステレオタイプ
28日 路上で洗濯する人たち
29日 またもや超悪路ジェットコースター
30日 濃ゆいアフリカ大地
31日 ムルシ族の肖像権ビジネス
1月 1日 「ワカという木を知ってるかい?」
同日 ジンカ多民族マーケット
2日 踊る農耕コンソ族
3日 卸売商人、モヤレへの道

【ケニア】
4日 ドナドナドーナー家畜トラックの荷台に揺られて
5日 空軍ブライダルパーティー
6日 暴動明けのナイロビ

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旅人

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1983年生まれ。東大法学部卒。
社会人としてスタートを切る前に、夢だった世界一周へ。

尊敬:緒方貞子さん
趣味:バスケットボール、ベリーダンス、サーフィン、バイク

著書

メディア出演履歴

【雑誌】
『Zai』(ダイヤモンド社)「ミニ株バトルコーナー」連載(06年7月号〜07年7月号)
『社労士V』連載(日本法令)(07年10月号〜)
『メモ ノート200%活用ブック』(日本能率協会)
『クロワッサン』(対談 高田万由子さん)
『週刊現代』『女性セブン』
『CIRCUS』『日経キャリアマガジン』
『月刊人事マネジメント』
『週刊ダイヤモンド 別冊特集』
【テレビ】
テレビ東京『ガイアの夜明け』
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